亡き妻がまさに命をかけて亡くなる前日まで関わっていた明大前にあるホールの解体工事が決まったようだ。
新築になる前から僕と妻はこのホールに関わっていた。
新しくなると同時に僕はもっと深く関わるようになった。
新しいビルにするとき、建築デザイナーと何度も打ち合わせ。
細部に拘りとアイデアが施された。
経費節約を兼ねての既製品使用を使用せずスタッフで作り上げた箇所もいくつもある。
夢が詰まった建物だった。

妻も亡くなり、僕(妻の付属品程度な存在)もあっさり首になり、次の人が運営企画に携わり、営業を続けていたが、数年前にその営業も終了。

新しいビルのオーナーの決断は解体。

夢が詰まったその建物は夢が詰まっているが故に、新しいオーナーにはその夢も邪魔になったに違いない。
新しくその場で新しく何かを始めるには解体してその新しいオーナーが自分の夢を詰め込んだビルをたてるしかない。
思いでの場所が無くなるとき、周りの奴等は自分の都合でいろいろとやかく言うが、その場所を守る努力なんて何もしてないし。
新しいオーナーに託すしかないのだ。

口約束なんて簡単に破られるし、何の効力もない事もあらためて確認できた。
更地になって、僕が交わした口約束に終止符がうたれたよ。
首になっても、何処かであの口約束を守る日が来るのではと思って準備をしてた。やり残した事は山ほどあったから。アイデアの遂行途中だったから。。

これで僕も楽になる。もう悩む事もない。準備の必要もない。
解体工事スタート。僕の中の建物も解体スタート。

これでしっかりとただの思い出になる。

明大前フォーク集会。発祥のホール。オーナーから「雑音だ!奴等を摘まみ出せ!」と言われてあの場所を去った。最後まで何故、この場所でスタートさせたのか。。結局わかってもらえなかった。
雑音、ゴミ集団は場所を代えてまだまだ続けるよ。
関わった多くのアーティストも場所をかえてまだまだ続ける。
皆の想いや夢の解体工事はするわけにはいかないのです。

芸術を語る資格がない!その言葉を突きつけられたのもこの場所。
いろいろ教わった。

新しいオーナーの決断に拍手を送ります。
お疲れ様。
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