夏風邪というか、冷房病というか、不摂生というか、たった一回気をゆるめて、窓を少し開けて、冷房いれっぱなしで、朝までうたたね。
 翌朝声はガラガラ、その翌日のライブや仕事で大声を出し続けて、そして今日。それでもどうしても今日はMATO(松本師匠がバンマスのバンド)のライブに行きたかった。
 ずっと前から隆と約束していたのです。リハーサルの場にもいたくていさせてもらいました。
リハーサル後半「隆君も見てるだけじゃつまんないだろ。一緒に中に入りなよ」と声をかけてもらい、いつの間にか隆も参加でセッション。僕は見守るだけなのだが、とても気持ちよく、やっぱり音楽っていいなぁぁと思ったのです。リハ終了後「声ガラガラでも、それはそれで、その時の歌ってのもあるから、本番飛入りね」
 一言、一言の中から一杯の事を教わるのです。
そして本番、隆と僕とMATOの皆様と「ヘブンズドア」。声は少々ガラガラだったけれど、話す時よりも楽に声が出る。不思議なものです。
 隆も僕もこの短い5分程度の曲の中でまたまた教わるのです。
「音楽って楽しいだろ。ライブって楽しいよね」「いろんな事を現在進行中のなかで、気持ちを合わせて作っていく」これって楽しいのです。楽しい事はちゃんと観てるお客様にも伝わるのです。
 今日の隆は演奏中笑ってた。
帰りの車の中で隆は「今度はいつ観に行ける、また一緒にやらせてもらえるかなぁ。シンバルとチァイムは入れたいなぁぁ」「今度のO-G'sのライブいつやるの、早くライブがやりてぇぇぇな」「O-G'sにもピアノあるといいよねぇぇ」と話が尽きる事が無い。これでいいのだ。