今日は二つの場所をはしごです。一つ目は10月後半に始まるお芝居の顔合わせ。もひとつは友人の歓送会。どちらの場所も集まっている人がとても温かい。一つ目の仕事場での演出家さん、主役の方のきめこまやかな気配りには脱帽です。その後に行った歓送会。来月からNYに再び旅立つ彼の無口で無愛想だけど、回りの人たちを信じる力と、まわりの人からの期待にちゃんと答えようとする姿勢。
 何度となく会っている人たちなのに、今日は心に染みる。きっと今の、今日までの自分にもっともかけている物を持ち合わせている人たちなのだと気がついたからだと思います。こんな素敵な人たちに囲まれて仕事をしてきていたのに、僕は何も見えてなかったなぁぁぁぁ。と思いました。
 そう思えた瞬間から、心は温かくなっていきました。
表現者ってこういう人の事をいうのかな。ただそこに居るだけでも、となりの人の心を温かくできる人。人らしくさせてくれる人。
  昔大きいと思っていた物が、じっくり眺めていたら小粒にみえてきた。逆にあの頃から必死に生きてた奴らが大きくみえてきた。
 まだまだいろんな経験が必要です。経験は偽物から身を守るかも。
僕よりも遥かに若いのに、素敵な大人に出会えた気分になれました。