ギルドD-25Mものがたり

「あっすみません。M楽器のKです。ギルドを探してらっしゃるとお聞きして電話をしました。」こんな電話が入ったのは、ライブの数日前の事。「いいのがなくて、困ってました。明日にでも伺います。」「今日は来れないですか、私は暇にしてるので、今日見せたいのですが。時間は何時でもいいですよ。」声はそれほど若くない感じである。私は電話の主に心当たりはない。M楽器の事は知っているし、確かに前日、新宿にある本店に足を運んではいる。「わかりました。9時を過ぎますがいいですか。本店に伺えばいいでしょうか。」と問いかけた。彼は嬉しそうな声で「いやいや、無理言ってすみませんね。ちょっと場所がちがうのですよ、○○○の方になるんですがね」と彼は待ち合わせ場所を教えてくれた。

夜仕事を終えた私は、車をとばして彼の教えてくれた住所に向かう。今はナビシステムがあるからとても便利だ。ナビの言うままにたどり着いた所は郊外に建てられたお家の前。私はてっきりお店だと思っていたので、少し不安。間違いがないか電話をしてみる。「はいはい。今外に出ます」軽やかな彼の声がきこえた。彼はなんだか普通のおじさん。歳は70を過ぎたくらい。私は彼の指示通りに車を車庫にいれ、言われるままに彼の応接間に足を運んだ。

「初めまして、でいいんですよね」私の問いに彼は、「そうだね。君は忘れてるかもしれないね」「その事はまた後で、さぁ、ギターを見てくれよ」まるで子供のようにはしゃいでる。どうやら彼は一人暮らし。何のもてなしもないまま今度は、2階に通される事となった。それほど厳重でもないドアを彼が開ける。

「さぁ入って入って」彼はニコニコしながら私を中に誘い込んだ。私は静かに中に入った。部屋の中に、奇麗に置かれたギターたち。まるで楽器屋。倉庫ではない。どれも丁寧に扱われてる感じが伝わってくる。しかし、どこにもギルドが見当たらない。しょうがないので、他のギターを眺めてた。
続く 
速報。O-G'sではありませんが、坂本が1人で31日、キッドの催しに飛び入りする事が決定。詳細は明日お知らせ致します。