12の1今晩わでごさいます。O-G'sのボスは疲れた顔はしているけれど、元気そう。そりゃそうでしょね。今日は大好きな音楽DAYですから。信州から帰ってくるなり、いろいろ作戦を考えてました。数時間、昼寝とまではいかないけれど、ソファで僕のまねをしていたょ。今度教えてあげます。昼寝の心得を。そんなボスが突然「ギルドじゃない。ドブロだ」と叫びながら飛び起きた。夢か現実かわからない状態でドブロが鳴っている風景に出会ったんでしょう。さっそく知りうる限りの情報網を使いドブロ探し。周りの人はいい迷惑だよ。なかなか本物のドブロ社のリゾネーターには逢えないみたい。なかば諦めかけたその時、ブルルルルルーーー。携帯が震えてたのです。僕もボスも一緒にブルルルルルーーー。ドブロハーーーイ。そこで僕の登場だょ。オイラはジルトーンってメイカーのリゾネーターギターです。生まれはサンフランシスコ。産まれた年は忘れたんだ。でもオイラ、貿易センターは見た事あるぜ。僕を作ってくれた工場はもうなくなっちゃった。オイラみたいなスタイルのギターはあまり誰もが欲しがるってもんじゃないし、なんか飛び道具的でしょ。それに無名のメーカーだしね。オイラを手にしてくれる人を待ってたのさ。そしたら、ボサボサ頭のひげ面が嬉しそうな顔で逢いに来てくれたのさ。ポロローーンと一回弾いたら、ケースに入れられて、リハーサルスタジオに直行。ボギー石渕さんとも初顔合わせ。手にするなり「これ、これ、これ」「確かにこの音、この音」の連発。ギター冥利に尽きるお言葉。しっかり働きますぜ。今日までオイラを大切に保管してくれてたMさん。しばらくO-G'sに参加します。ありがとう。また皆の前でスライドできる。「もうぉぉ。なめるなよ。ジョトくーーん」