詩人の笑顔

小さな喫茶店の狭い階段を、僕は降りて行く。トントントンと誰かが上がってくる。本当に元気になったね。僕を見つけて笑顔で「またね」と短い会話。先を急ぐいつものあの人にしっかり戻った。急ぐ先が少々変わったかもしれないが、それは今どうでもいい。笑顔が戻っているからね。僕も笑顔で答えるよ。「じゃまたね。」ほら、僕も笑顔だ。今はそれでいい。「ふふふ。」と微笑むあの人はやっぱり詩人。「見栄はっちゃって」と言わんばかりに手を振る。
すれ違ったこの瞬間はまぎれもなく笑顔だょ。ちょっと前と、ちょっと先はわからないけどね。ふふふ。
1日の瞬間、瞬間をしっかり生きていたい。時間を捕まえたいものだ。一瞬の笑顔を信じてます。
一杯いい詩を書いてください。僕の気がつかない一瞬を詩の中に見つける事を楽しみにしてます。
あーーーー。今日も曲が完成してないよ。そろそろ頭の中のメロディーーが色褪せる。負けるなょ。僕の頭の中の曲たち。今はちょっと出してあげられないけど、ちゃんと形にしてあげるからね。ちょうどいい具合に色あせたいい曲になるさ。それもまた良しとしようじゃないか。
 

やっぱり大好き

かけい池袋芸術劇場のリハーサル室のエントランスに鎮座まします。掛井五郎先生の作品。「犬も歩けば足の上」って感じですね。なごみます。厳しい視線があるからこそ産まれるユーモアーと温かさ。先生の作品は大好き。この足の上で何人の人が休んだり、考えたりしたんだろうね。リハーサルに行きつまったり、予想以上に上手くいったり、意見がぶつかったり、このエントランスで起こるいろんな事をこの足と、犬は受け止めてるんでしょうね。動かそうにも動かないこの足と犬。「ししっかり足を地に着けて」といわれてるみたいです。
友人から連絡あり。元気に歩き出したみたいだ。良かった良かった。 

エジソン

エジソン目の前のパソコンを開くといつでもエジソンがいてくれます。もう君はこの世にいない。君のこの写真。君が見つめているその瞳に写る風景。楽しかったね。今何をしてるんだろうね。僕は相変わらず。ちょっと違うのはね。CDを聞く時間が増えた事かな。ジョット君も元気だよ。この頃生意気。君が付けてた首輪を時々ベッドに持ってくるよ。君の最後の6ヶ月が僕を支えてくれた気がする。ありがとう。まだ寒いけどもうすぐ春。また一緒にみた桜の季節が来るよ。ちゃんと時間だけは確実に過ぎてる。不思議に感じるさ。僕は生きてて、君はいないって事がね。君の時間は止まり、僕だけの時間は先に進む。こんな簡単な事を理解して、納得させる事がこんなに大変だなんてね。君と歩いた散歩コースを今はジョット君と歩いてる。路地のあちこちに変化はないよ。なのにそこには、君と歩いた時間を置き忘れてる。すべてが違って見える。どんな状況であれ、こんな日は必ずくるって事。遅かれ早かれ。一緒にいた時間の長さで幸せが計れる訳でもないし。明日に置いてきぼりくらいたくないから、またいつものようにジョット君と楽しくお散歩するよ。エジソン。僕はもう大丈夫みたいだ。
今日のCDはボブ・ディランのライブ「ハードレイン」です。 
夕暮れと朝日
閉ざされた時間
内なる時は過去へと導き
開かれた時は未来へとおいたてる
戦わないことが勇気と
戦士は僕の前に銃をすてる
非武装の避難民が
ただ路上にたちつくす
耳をすませば
聞こえてくるだろう
自由の鐘音が
教会の鐘音が
羽根を休めた小鳥達のもとにも
遥かそよ風にのって


 
ポップコーンO-G'sオフィシャルHPができましたhttp://popcorno-gs.com/
記事検索
http://popcorno-gs.com/
プロフィール

popcorn_o_gs

カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ